治療概要
| 治療内容 | 歯冠長延長術・補綴治療 |
|---|---|
| 治療期間 | 約12ヶ月 |
| 治療回数 | 13回 |
| 費用 | 1,184,000円(税込) |
| リスク・副作用 |
|
治療前の状態・主訴


患者様は50代の女性で、ご自身の前歯が短く、笑った際に歯茎が目立つ(ガミースマイル)ことを長年気にされていたとのことです。当院に来院された際も、笑顔のときに上唇へ力を入れたり、無意識に口元を隠す仕草がみられました。
笑うこと自体がコンプレックスとなっており、その改善を希望して当院を受診されました。
治療詳細


前歯の審美治療では、以下の8つの要件を満たすことで自然で美しい前歯をつくることができます。
- 黄金比(ゴールデンプロポーション)
- 歯軸の角度
- 切縁エンブレジャー
- 正中線の位置
- 歯肉ライン(ガムライン)
- スマイルライン
- バッカル・コリダー
- 歯の形態の調和
今回の症例では、
- 前歯3本の幅の黄金比(0.6:1.0:1.6)は確保されていた
- しかし、中切歯の縦:横比が1.0:0.8から大きく外れている
- 左上2番の歯肉ラインが高く、中切歯は低い → 歯肉ラインの不調和が著しい
と診断しました(説明用画像参照)
そのため、
歯肉ラインを整え、前歯の縦横比を適正化する治療計画 を立案。
ワックスアップで理想の形態とバランスを可視化し、患者様と共有の上で治療を開始しました。
治療後の様子


歯と歯茎のバランスを整えたことで、自然で美しいスマイルラインを獲得できました。
前歯の長さ・歯茎の形・噛み合わせの調和が改善され、患者様は治療後より自信をもって笑えるようになったと喜ばれています。
このような審美的な治療では、適切な治療計画のもとしっかりとした処置を受けることが、被せ物と美しく健康な口元を長く維持させるために不可欠です。
また、ご自身の歯ができるだけ残っているタイミングで治療を行うことも大切です。
美しい口元を作るためには、歯科治療の基本を厳守することと、歯科医師の専門的な技術が不可欠です
今回は被せ物治療によって、自然で美しい笑顔を作り出す審美歯科治療の症例をご紹介いたしました。被せ物は歯を削り、型取りをしたら簡単にできあがるものではなく、まずは患者様の口腔内の資料を集め、歯科医師が考察し、適切な治療計画を立案するところから始まります。
歯科医師が立案した治療計画(治療内容、期間、費用など)が患者様の許容される範囲かを確認することも大切なポイントです。
近年、若い患者様が審美歯科治療を行ったものの、被せ物が原因による歯肉の腫れや、口臭、歯周病に罹患してしまい、当院に来院されるケースが多くなりました。そのようなトラブルは、安易に歯を削り、型をとり、精度の悪い被せ物を装着することで簡単に起ってしまいます。トラブルを回避するためには一人ひとりに確実な治療を提供する‘時間’が必要であることもご理解いただければと思います。
本症例の患者様は長年にわたり笑顔にコンプレックスがあり、笑う際に口元を手で隠す仕草や、大きく口を開けないなどの癖を無意識のうちに行なっておられました。しかし治療後には笑顔で話すことはもちろん、写真を撮る際にも自信を持って笑顔を作れるようになられていました。
目白マリア歯科では、歯科の基本的な手法、技術を厳守することをコンセプトに、各歯科医師の専門分野を強みに治療を行なっております。歯科治療でお困りの際はお気軽にご相談していただければと思います。
歯科医師 小沼寛明
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