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妊娠前後のお母様・お子様の歯科治療
生涯にわたって歯の健康を維持するには、子供のころからしっかりと歯の予防や治療に努めることが重要です。院内は完全バリアフリー設計なので、ベビーカーでのご来院も可能です。また、当院ではマタニティ診療にも力を入れています。生まれてくるお子様の歯の健康のために、ご妊娠の予定がある方、ご妊娠中の方もぜひお越しください。
歯の生涯にとても重要な小児歯科
乳歯から永久歯に生え変わる時期は、一生の歯並びが決まる大事なタイミングです。乳歯に虫歯があると、永久歯の色や歯並びに悪影響をおよぼしてしまいます。そのため、小さいころから正しい歯みがきをトレーニングし、口腔内環境を整えて「将来の歯のトラブル」を避けることが大切です。当院は、お子様のころから歯の健康を見守るサポートを行っています。
小児歯科の処置メニュー
歯みがき指導で正しい「習慣づけ」を
歯の健康を守るには、小さなころから自分できちんと歯をみがく習慣を身につけることが大切です。当院ではお子様一人ひとりの成長に合わせて、正しい歯みがき方法を指導いたします。ご家族の方にも、仕上げみがきのコツなどをお教えします。
フッ素塗布で虫歯になりにくい歯に
虫歯菌への抵抗力を高めるフッ素を歯の表面に塗布することで、歯質を強化できます。定期的にフッ素塗布を行えば、虫歯になりにくくなります。歯が生え始めたころがもっとも効果があるので、下の前歯が生え始めた時期からフッ素の使用をおすすめします。
生え始めの歯は歯牙の結晶構造が不完全で、歯の溝が深いため、虫歯のリスクが高い状態です。M.Kani, Y Kani, Y
Takahashi(JOHE1973)の小学生を対象にしたフッ素洗口に関する研究では、フッ素の塗布には虫歯を予防する効果がそうでない場合に比べて20%以上あると報告されています。フッ素塗布と定期的な検診によって、生え始めの歯の健康を守っていきましょう。
シーラントで汚れが溜まりにくい歯に
「シーラント」は、奥歯の深く複雑な溝をレジン(歯科用プラスチック)であらかじめふさぐ処置のことです。汚れが溜まりやすい溝をふさぐので食べカスが入りにくくなり、虫歯の予防につながります。
レジンで溝をふさぐ際は、プラークを一緒に閉じ込めることがないよう取り残しに細心の注意を払っています。プラークを染め出し、ブラシで丁寧に取り除いたことを確認してからシーラントの処置をします。
永久歯を守るために、乳歯をきちんとケアしましょう
乳歯はいずれ永久歯に生え変わるため、「虫歯になっても大丈夫」と思われがちです。しかし、乳歯の虫歯は永久歯にも以下のような悪影響をもたらします。
※表は左右にスクロールして確認することができます。
悪影響01 永久歯が虫歯になる |
悪影響02 歯並びが乱れる |
悪影響03 永久歯が発育不全になる |
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乳歯が虫歯になると、乳歯の下で育っている永久歯まで虫歯菌に感染し、虫歯になることがあります。 | 虫歯で乳歯を失うと、長期間にわたって「歯がないスペース」が生まれ、隣の歯がそのスペースに寄ることで歯並びが乱れる可能性があります。 | 乳歯の下の永久歯が虫歯菌に感染すると、永久歯に変色や凹みなどが生じ、発育不全を起こすことがあります。 |
お子様が安心して通える歯医者に~当院の取り組み~
歯の健康を保つには、痛みなどの症状が出る前から定期的に歯科医院へ通い、お口の状態をチェックしたりケアしたりすることが不可欠です。当院ではお子様が楽しく、そして安心して通院を続けられるように、さまざまなことに取り組んでいます。
取り組み01
1回の治療時間は短めに
お子様の集中力が続くよう、1回の治療時間を15分と短く設定し、お子様が「歯医者ぎらい」になるのを防ぎます。
取り組み02
清潔な院内の維持
免疫力が低いお子様も安心して通えるよう、院内を常に清潔に保っています。口腔外バキューム・個室診療室・空気清浄機・徹底的な滅菌システムを揃え、院内感染からお子様をお守りします。
妊娠前・妊娠中の方のためのマタニティ診療
お子様のためにもお母様の治療が重要です
妊娠するとつわりやホルモンバランスの変化に伴い、お口の環境が悪化しがちです。その結果、虫歯(詳細はこちら)や歯周病(詳細はこちら)になりやすくなります。虫歯菌や歯周病菌はお母様からお子様へ垂直感染を起こすため、注意が必要です。
当院ではマタニティ診療を行っています。お母様だけでなくこれから生まれてくるお子様の健康のためにも、一度、妊婦歯科検診を受けにお越しください。
妊娠前に検診へお越しください
妊娠前の方も、歯科検診の受診をおすすめします。早めに準備しておくことで、より安全に出産することができます。当院は妊娠前のご夫婦に向けた歯科検診にも対応していますので、ぜひご夫婦で一緒にご来院ください。
※表は左右にスクロールして確認することができます。
虫歯 | 妊娠性歯周炎 | 妊娠性エプーリス |
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つわりになると「歯みがきしづらい」と感じることがあります。また、食べ物を少しずつ食べざるを得なくなり、常に何かを口に入れているといった状態になりがちです。その結果、虫歯になりやすいお口の環境がつくられます。 | 妊娠中にかかる歯周病を「妊娠性歯周炎(妊娠性歯肉炎)」と言い、歯ぐきに腫れや出血が生じます。歯周病菌は子宮の筋肉に影響し、早産や低体重児出産の確率が高まります。妊娠中のお口のクリーニングや歯周病治療はとても大切です。 | ホルモンバランスの変化により、歯ぐきにコブやしこりのようなものができることがあります。多くは自然になくなりますが、気になる場合には早めにご相談ください。 |