Oral Surgery

口腔外科

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口腔外科

親知らずの抜歯や
歯牙移植もご相談ください

親知らずは、生えきらずに萌出していると、歯肉の腫れや周囲の歯のむし歯の原因になる場合があります。
目白マリア歯科では、口腔外科処置の経験豊富な歯科医師が親知らずの抜歯を行っております。また、ご自身の歯を失った場合に、インプラントに変わる治療として親知らずの移植があります。目白マリア歯科の親知らずの移植は、CT画像をもとに3Dプリンターで移植歯の模型を作製することで、従来よりも安全性の高い治療をご提供しております。
当院では、口腔外科領域についても難症例に対応可能ですので、安心してご相談ください。

Staff

担当医紹介

矢山 克之 (歯科医師)
歯科口腔外科
矢山 克之の写真
メッセージ

親知らずをはじめとする難しい抜歯にも対応し、残念ながら抜歯が必要になった方にも、歯ぐきや骨への侵襲を最小限におさえ、その後の治療に有利な状態を整えることを重視しています。

資格
  • 日本有病者歯科医療学会認定医
経歴
  • 日本歯科大学卒
  • 国際医療福祉大学 三田病院 歯科口腔外科
所属・その他
  • 日本有病者歯科医療学会
  • 日本口腔外科学会

About wisdom teeth

親知らずとは

親知らずの写真

親知らず(第三大臼歯)は、上下左右それぞれ一番奥に生える歯で、通常20歳前後に生えてくることが多いため、親が子供の歯の生え変わりを知らない時期に生えることから「親知らず」と呼ばれています。しかし、現代では顎の大きさや生活習慣の変化により、親知らずが正しく生えてこないケースが増えています。

歯肉炎・軽度歯周炎には

「親知らず=最前方にある前歯から8本目の歯を親知らずと言います。古くは奥歯として普通に使われていましたが、食生活の変化によって現代人は顎が小さくなり、生えるスペースがなく横向きや斜めに生えるケースが増えたと言われています。正しく生えていない親知らずの多くは、手前の歯を押すなどして痛みの原因となったり歯並びの乱れを招いたりします。

親知らずが引き起こすトラブル

親知らずは必ずしも問題を引き起こすわけではありませんが、正常に生えてこない場合、以下のようなトラブルを招くことがあります。

親知らずが引き起こすトラブルの写真
隣の歯(第二大臼歯)への悪影響
斜めや横向きに生えてくる親知らずは、隣接する歯との間にプラークが停滞することで、虫歯や歯周病の原因となります。
状態が悪い場合は、隣接する歯と親知らずの2本の抜歯が必要なるケースがあります。
歯肉の腫れや炎症(智歯周囲炎)
親知らずの周囲にプラークが停滞することで、歯茎に炎症が起こることがあり、腫れや痛み、口臭を引き起こします。これを「智歯周囲炎(ちしししゅうえん)」と呼びます。
口腔内のスペース不足による歯列の乱れ
親知らずが無理に生えてくることで前方の歯が押され、歯並びが乱れる原因になることがあります。

親知らずの抜歯が必要なケース

以下のような場合、親知らずの抜歯を検討することが推奨されます。

  • 斜めや横向きに生えているため、隣の歯に悪影響を与えている場合
  • 親知らずの周囲に炎症や痛みが繰り返し起こる場合
  • 親知らずが部分的にしか生えておらず、清掃が困難で虫歯や歯周病のリスクが高い場合
  • 口腔内のスペース不足で歯列が乱れる可能性がある場合

親知らず抜歯について

当院の口腔外科では、親知らずの抜歯を専門的に行っています。抜歯は個々の症例により難易度が異なるため、CTスキャンなどの画像診断を用いて、事前に安全な治療計画を立てます。
痛みの少ない治療:局所麻酔により、できる限り痛みを感じないように治療を行います。

Difficulty Level

親知らずの生え方と
抜歯の難易度

親知らずは以下の3つの生え方があり、そのタイプにより抜歯の難易度が変わります。

まっすぐに生えている

親知らずが上向きにまっすぐに生えていますが、顎のスペースが足りなければ抜歯するケースもあります。

難易度1

比較的簡単に抜歯できます。

斜めに生えている

親知らずが斜めに生え、手前の歯に当たってすべて表に出ていません。下顎によく見られるタイプです。

難易度2

多くの場合、歯を一部分削り、分割して抜歯します。

水平な状態で埋まっている

親知らずが歯ぐきの中にすべて埋まり、横向きで手前の歯を押している状態です。

難易度3

神経を傷つけないよう注意しながら、歯を分割して抜歯します。当院では口腔外科担当の歯科医師が在籍しているため、難易度の高い抜歯にも対応できます。

Oral Surgery

歯の移植について

親知らずの移植治療について

親知らず(第三大臼歯)は「抜くだけの歯」と思われがちですが、移植することで、他の抜けた歯の代わりに再利用できることをご存じでしょうか?
目白マリア歯科では、親知らずを抜歯した箇所に移植する「親知らずの移植治療」を行っています。
近年では診査診断で撮影したCT画像をもとに3Dプリンターで移植歯の模型を作製することで、従来よりも安全性の高い治療をご提供することが可能です。

CT画像
CT画像
模型
模型

親知らずの移植とは?

親知らずの移植とは、健康な親知らずを抜歯し、歯根破折や過度な虫歯によって失った歯の部位に移植する治療法です。
特に、奥歯(第一大臼歯や第二大臼歯)が失われた場合、その部位に親知らずを移植して咬合機能を回復させます。
この治療法により、歯の噛み合わせや審美性を取り戻すことが可能になります。

親知らずの移植のメリット

自分の歯を再利用するため、
体に優しい

移植する歯が自分自身のものであるため、人工歯(インプラント)よりも生体親和性が高く、拒絶反応がありません。

インプラントの代替治療
としても有効

歯を失った際の治療として一般的なのはインプラントですが、親知らずの移植によってインプラントを回避することができます。

周囲の歯への影響が少ない

ブリッジのように隣の歯を削る必要がなく、周囲の歯を守ることができます。

親知らずの移植が適している
ケース

親知らずの移植は、すべてのケースで適用できるわけではありません。
以下のような条件を満たす場合に、移植が可能です。

  • 移植する親知らずが健康で、根の形状が適していること
  • 抜歯した部位の骨の状態が良好で、移植した歯が定着しやすいこと
  • 患者様が全身的に健康であり、移植手術に耐えられること

また、事前にCTスキャンなどの検査を行い、移植の適応かどうかを詳しく診断いたします。

親知らずの移植治療のリスク

親知らずの移植には、以下のようなリスクがあります。

移植した歯が定着しない場合がある

移植した歯が骨にうまく結合しないと、再度抜歯が必要になることがあります。

感染のリスク

手術後の適切なケアが不十分だと、感染症や炎症を引き起こす可能性があります。

治療期間が長引く場合がある

移植した歯が定着するまで、数カ月から1年近くかかることもあります。

Case

症例紹介

右上の奥歯が歯根破折を起こし、抜歯が避けられない状態となった患者様の症例です。
患者様はインプラント治療に抵抗をお持ちでしたが、幸い左上に健康な親知らずが残っていたため、その歯を移植する「歯牙移植」により欠損部を補いました。 口腔外科医と歯内療法専門医が連携し、術後の根管治療・経過観察を経て良好な結果が得られた症例です。

左上の親知らずを右上7番部位に移植
右上7番生着3ヶ月後パノラマX線写真
治療内容 歯牙移植
治療期間 3ヶ月
治療回数 3回
治療費用 110,000円(税込)※精密根管治療(大臼歯)は含みません ※処置当時の料金です

症例から言えること

本症例から言えることは、歯根破折などで歯を失った場合でも、条件が整えば親知らずを用いた歯牙移植によってインプラント治療を回避できる可能性があるということです。歯牙移植はご自身の歯を利用するため、生体との親和性が高く、異物反応やインプラント周囲炎といったリスクを避けられる点が大きなメリットです。一方で、移植後の歯の生着率や歯根形態によって適応が限られるうえ、長期的には歯根の外部吸収などのリスクを伴うこともあります。そのため、永続的な解決というよりは、「将来的にインプラントを入れる時期をできるだけ先延ばしにする」という観点で有用な治療といえます。当院では、口腔外科医と歯内療法専門医が連携し、患者様の年齢や生活背景もふまえた上で、歯の保存から将来的な補綴までを見据えた最適な治療プランをご提案しています。
主な副作用・リスク
  • 歯牙移植術、精密根管治療はすべて自費の治療になります。
  • 移植歯は根吸収を生じる場合があり、術後の経過によっては抜歯になる可能性があります。
  • 術中に移植歯の抜歯が困難場合、または歯根破折を生じた場合は手術を中止する場合があります。
  • 精密根管治療終了後には術後性疼痛が出る場合があります。
  • 精密根管治療が予後不良の場合は、歯根端切除術(意図的再植術)を行う必要があります。